自分の体へ日々感謝する

人はなぜか体の不調や病気になったときに日々の健康だった自分に気づくものです。

今の自分の生があるのは、手や足など表面に見える部分のみならず、胃や腸、心臓など、普段は意識することのない器官が休まず働き続けてくれているお陰です。

体があるから、私たちは人生の様々な出来事を経験できるのです。この事実に深く思いを寄せて、「これまでよく働いてくれたね」と、無償で働いてくれる体を労いましょう。年齢を一つ重ねるごとに、生かされていることへの感謝も一つずつ深めていけるような私たちでありたいものです。

また、「自分の健康は自分でつくる」という意識とともに、生かされて今があることへの感謝を忘れずにいたいものです。

年を取ることの心がまえとして、「体の具合が悪くなったら、まず〈永い間ごくろうさんでした〉とその箇所に感謝といたわりを持つこと」も大事です。

また、年齢を重ねるにつれ、人は自身の健康に、少なからず不安を感じるものです。

特に現代では、健康や病気に関する情報が溢れています。「こうした生活が危険」「○○は重大な疾患の予兆」といった情報に触れると、その不安はさらに増します。また、高齢者の介護問題などを特集したテレビ番組などを目にすると、不安はなお高まるものです。

年齢とともに、体にきしみが生じるのは仕方がないことです。病気やケガは、必要な手当てや治療をした上で、次の段階として、仲良くつきあっていく知恵を身につけることが大切ですね。